|
|
|
|
Rim 押野 敬子さん
革の仕事をしていた友人から端切れを譲り受けたことをきっかけにレザークラフトの世界へ。独学で学んだ後、2004年に裁つ、貼る、縫う、磨く、すべて手作業の革工房「Rim」をスタート。2011年からは京都御所南にアトリエ兼ショップを移転。
私がレザークラフトをはじめたのは、革関係の仕事をしていた友人から端切れをもらったのがきっかけでした。好奇心から小さなペンホルダーを作ってみたところ思いの外楽しくて、そのときに得た「自分でも革小物を作れた!」という感動が、今までつづく原動力になっています。それからすぐに独学でレザークラフトの勉強をはじめましたが、本格的なレザー用のミシンは高価で手が出せませんでした。でもそのおかげで手縫いにこだわるようになったので、結果的には良かったのかもしれません。手縫いはひと目ごとに愛着が湧いて楽しいんです。ミシンよりは時間がかかりますが、皆さんにもその時間を楽しんでもらいたいですね。工具も無骨で可愛いものばかり。きっとどんどん好きになるはずですよ!
レザークラフトは他の手芸に比べてハードルが高そうに感じますが、「穴をあける道具」と「縫う道具」があればはじめられます。ビギナーさんにおすすめなのは、やはりカードケースやキーホルダーといった小物類。また、ブックカバーは革自体は大きいですが、四隅を縫うだけなので思ったよりも簡単に完成させられます。私がレザークラフト作家を志すきっかけになった「はじめての達成感」を、皆さんもぜひ味わってください!
|