家事の合間に、気軽にチャレンジ♪ ママの手作り体験記

Vol.9 カッターナイフでスイスイ♪消しゴムはんこ

簡単、消しゴムはんこづくり。

カッターナイフでスイスイ彫れる♪簡単、消しゴムはんこづくり。

01.消しゴムで簡単はんこづくり 02.消しゴムはんこでもっとアレンジ アレンジ例と先生のご紹介
01.消しゴムで簡単はんこづくり

まずは彫りたいモチーフを決めるところから。普通の消しゴムでもつくれますが、
はんこ用の消しゴムなら表面に色がついており、彫った深さを確認できて便利です。

こどもたちのために頑張ります!
step.1 下準備からスタート

モチーフが上手く転写されるように、消しゴム表面の粉をキレイに払い取っておきましょう。

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彫りたいモチーフを、トレーシングペーパーの上から鉛筆でなぞります。今回は先生お手製のクルマのモチーフに決定!

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トレーシングペーパー(描いた面)と消しゴムの彫る面を合わせて、爪先など固いものでこすります。イラストの周りは2〜3mmほど空きができるようにしましょう。

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キレイに反転して写りました!

Check! 先生のワンポイントアドバイス

イラストをキレイに転写させることが、消しゴムはんこづくりで一番重要かもしれません。難しい作業ではないので、落ち着いて行いましょう。面を塗りつぶす必要はありません。枠だけなぞればOKですよ!

step.2 周りを彫る

イラストがキレイに転写されたら、いよいよ彫り始めましょう!
転写した線が消えないようにすると「彫っている場所が分からない!」なんてことが防げます。

モチーフの2〜3mm外側にガイドとなる線を引きます。

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その線に沿って消しゴムをカット。刃の上に手を置いて体重をかけながら切ると真っすぐに裁ち落とせます。包丁でかぼちゃなど固いものを切るときと同じですね♪刃が下まで通ったら、手前に動かして抜きます。

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2mm程度余裕を残して、大まかにモチーフの周りを落としていきましょう。余り気にせずザクザク!

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大まかにアウトラインが取れたら、デザインカッターで転写した線に沿って彫っていきます。 「大根の面取り」のイメージで進めると簡単。一回でやり切ろうとせず、まずはラインの出っ張っているところだけを繋げていくようなつもりで!

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前の工程で彫りきれなかった細かい部分を彫りましょう。
不要な部分に切り込みを入れて、取り出すイメージです。

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シルエットが完成しました!

色のついた消しゴムだと、彫った場所が分かりやすくて便利!
Check! 先生のワンポイントアドバイス

色のついていていない消しゴムを彫る場合は、あらかじめ自分で彫る面にインクなどで色をつけておくのがおすすめです。1mm程度彫れていればはんことして使えるので、深く彫る必要はありません。刃の角度は45°くらいに傾けて。残したい面の下に刃が入ってしまわないように刃の向きに注意しましょう。

step.3 細部を彫る

シルエットが彫れたら、タイヤや窓など、細かい部分にチャレンジ。
お料理で使うあのワザが、こんなところで役立つなんて!

まずはボディ側面のライン彫り。彫りたい線の左右から斜めに刃を入れ、くり抜きます。「しいたけの飾り切り」のイメージで、切り口がVラインになるようにすれば簡単です♪

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タイヤや窓は「じゃがいもの芽を取る」ときの要領で。彫りたい場所の中心に斜めに刃を入れ、消しゴムを回せばくり抜けます。

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すべて彫れたら、練り消しゴムを使って、消しゴムに転写された鉛筆の跡を消します。練り消しゴムはよく伸ばし、柔らかくしてから。消しゴムに何度か押し付けて、鉛筆が練り消しゴムに付かなくなったらOK。

野菜を切るみたいで楽しいです!
 
Check! 先生のワンポイントアドバイス

直線や曲線を彫るときは、消しゴムの方を動かすようにすれば、刃の角度が安定します。直線が上手く取り除けないときは、無理に引っ張ると、残したい部分まで取れてしまうことがあるので注意してください。

step.4 試し押し&微調整

完成!の前に、まずは試し押し。思い通りにラインが出ているか、彫り残しはないかなどをチェックしましょう。

先生と相談しながらインクの色を決定!

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表面にインクをつけて、
紙の上にポンッ。

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押し終わったら、再び練り消しゴム
でクリーニングしましょう。

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やや角張った部分を微調整します。

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ラインがなめらかになって、
可愛い仕上りに!

実際に押してみると、修正箇所が分かりやすい!
Check! 先生のワンポイントアドバイス

インクを強く押し付けすぎると溝にまでインクが入ってしまったり、ムラになりやすいので、表面に色がつく程度でOKです。 インクの方を動かすとつけやすいですよ♪

step.5 持ち物に押してみよう!

さあ、微調整も済んだら、いよいよ持ち物に押していきましょう!
バランスを考えたり、色を変えたり、はんこ1個でこんなにも楽しい♪

ガーゼを広げて、好きな場所に押していきます。色を変えるときは、練り消しゴムでクリーニングしてから。

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練り消しゴムの先を尖らせれば、ドットのスタンプに!

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インクが乾く間に、同じように
上履きにもトライ。

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布用インクはアイロンで色を定着させましょう。これで洗濯しても色が落ちにくくなります。

Check! 先生のワンポイントアドバイス

インクは布用のほか、紙や木材用などたくさんあります。押したいものの素材に合わせて、インクの種類を変えることで、同じはんこでも様々な用途で使うことができます。

色を変えたり、角度を変えたりするたびに、どんどん可愛くなる!

「クルマのイラストはんこ」がついに完成しました!

完成

作業をはじめてから1時間あまりで、可愛い「クルマのイラストはんこ」が出来上がり。ハンカチや上履き、靴下など、こどもたちの持ち物に押してあげれば、他のこどもたちの持ち物とも区別できる上、とってもキュート!ポコポコとした一見いびつなラインも味わいがあって、世界にひとつだけのはんこの魅力をより一層高めてくれてますね♪

思い立ったらポンッ♪ こんなにも可愛いはんこワールド
お楽しみは最後まで。削りカスでお花のスタンプ

削りカスを捨てるなんて、もったいない!
形も大きさもさまざまな削りカス、これも立派なはんこなんです。

三角の削りカスでお花をつくって…

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葉と茎をつければ、可愛いたんぽぽに♪

チャレンジママに感想を聞いてみました!

チャレンジママ

意外と難しいのが直線彫り。
細かいところの方が簡単でした。

どんどん形になっていくのが楽しかったです。次はこどもの名前や、ちょっと難しそうなモチーフにも挑戦してみたいですね。こどもの持ち物をマークで統一できたら、可愛いと思いますし。あとはお誕生日会などのパーティーのお声掛けも、メールや電話じゃなく、はんこを使った招待状でできたら素敵ですよね。上手く彫れるか不安な方は、家にある要らない消しゴムで練習してみたらどうでしょう(笑)。

こちらもチェック!「消しゴムはんこでもっとアレンジ」