均等に重ねた羊毛の上に、洗剤入りのお湯をかけてこすれば
見る見るフェルト状に。好きな形にカットすれば完成です！

単色づかいのときはひとつの色で10g、色を合わせる場合は使う羊毛の合計で10gを用意しましょう。模様で使う羊毛は重さに加えず、ほんの少しあればOKです。

白をベースに秋らしいグリーンと鮮やかなオレンジを差し色に使ったタイプと、ブルーのリバーシブルタイプに決定しました！

1色づかいの場合は4等分、2色づかいの場合は2等分ずつ羊毛を分けます。

一本目を少しずつちぎりながら、繊維の方向が揃うように薄く並べます。

つくりたいサイズの一回り大きく並べられたら一層目が出来上がり。並べる際は少しだけ重なるようにしましょう。

洗剤入りのお湯をかけて、ビニール袋に入れた手でなじませます。お湯は40℃くらいが目安です。

1層目の上に二本目の羊毛を重ねます。1層目が繊維の縦方向に並べたので、2層目は横方向に並べましょう。

同様に洗剤入りのお湯をかけ、繊維の方向を変えながら3層目と4層目へ。今回はリバーシブルなので、別の色の羊毛を使います。

ビニール袋に入れた手で、表も裏もこすっていきます。羊毛同士がしっかりからまりあえば、フェルトシートの完成です！

コースター表面に模様を入れる場合は、4層目を重ねた後に、あまり凹凸が出ない程度に薄く入れましょう。こする際は、模様部分からやさしく繊維をからめていきます。

500mlペットボトルに入れたお湯に加える洗剤は一滴だけ。リンス成分の入ったシャンプー以外なら、家庭用洗剤、ハンドソープなど、どんなものでもOKです。こすっている途中に羊毛が乾いてきたら、しっかり洗剤入りのお湯をかけましょう。なかなかフェルト化が進まない場合は、お湯が冷めていないかチェックを。

羊毛がフェルト化しているかを確認するのが「ピンチテスト」。表面を軽くつまんでみて、上の層が浮かび上がってくるようだとまだまだ。一番下の層までしっかりと持ち上がれば、フェルト化ができています。

コースターの形にカットします。

フチの部分がしっかり密着するように、丁寧にこすりあわせましょう。

最後は袋に入れて、表裏同時にこすって仕上げます。

水道で洗剤を落としたら、しっかりと絞ってアイロン掛け。アイロンは「中温・ドライ」に設定を。

フチにもしっかりとアイロンを掛けたら完成です！

コースターの形でしっかりフェルト化したら、まずはよく洗って、水分がなくなるまでしっかり絞りましょう。タオルドライすると乾きが早くなります。また、アイロン掛けは乾き切る前に。フチにあてる時は、火傷しないように気をつけてください。