織り生地をひとつずつくり抜いて、鳥や山型のブローチに。くり抜く場所によってひとつずつ模様が異なる一点ものです。
手織り生地とキャンバス地の切替えデザイン。手織りならではの風合いと、キャンバス地の耐久性がミックスされています。
おにぎりの形をしたポーチ。中にはポケットが配置されており、使い勝手も抜群。コスメバッグとしても人気のアイテムです。
持ち手部分の織り生地が印象的なトートバッグ。キャンバス地のみで仕立てよるも軽やかな印象で、いろいろな着こなしに似合います。
渡辺 航一郎 さん
オリジナルアパレルブランドの立ち上げや染め工房での勤務を経て、2010年10月booworksを設立。作品の発表やワークショップを通して、古き良き手織りの良さを発信している。また、作家やクリエイターが共同で運営するプロジェクト「BATON」のメンバーとしても活動中。
皆さん日頃から家事で忙しくされていると思うのですが、それでもほんの少し手作りに時間を割いてみてはいかがでしょうか。はじめるまでは道具や材料を揃えたりと大変です。しかし、ひとつ試してみたら、きっと笑顔になれるはず。自分用に手作りしたものなら、より一層愛着が湧くでしょうし、プレゼント用なら市販のものより喜ばれると思いますよ。仕上がったときには普段の生活の中では味わえない喜びを感じることもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
バラバラだった縦と横の糸がひとつになっていくのを感じられるのが、織り物の楽しみのひとつです。私自身、通っていたテキスタイルスクールで、糸から布に変わっていく瞬間を目の当たりにして以降、どんどん織り物の魅力にはまっていきました。同じような驚きは今回ご紹介した方法や、ワークショップで体験していただけるボール紙の織り機で織る方法でも味わえます。ひとりでも多くの方に織り物の魅力を知ってもらいたいですね。