作り方が簡単なら、用意するものだって特別なものはなし。
お手持ちのお裁縫セットとお好みのサコッシュ、糸を揃えて早速スタート♪

ひと口に「糸」と言っても素材や色、太さなど、実にさまざま。サコッシュの布地に合わせて、色を考えましょう。今回「青」のウール糸（2本とり）を選びました。単純に「青」を選んでも微妙に染めの色で雰囲気が変わるので、普段の洋服に組み合わせて考えてみるのもおもしろいですね。

糸が決まったら柄を考えましょう。今回は、丸と長方形の組み合わせ。ビギナーさんでも描きやすく、出来上がりの達成感があるモチーフに決定。

描く場所は、どこでも大丈夫。今回は、サコッシュのセンターに決めました。場所が決まったら、チャコペンシルで下書きをしましょう。

モチーフは、型や大きさ、場所など自由に楽しんでくださいね！慣れてくれば下書きなしでもできるようになります。チャコペンシルを使う場合は、水で消せるタイプを選ぶと跡が残らなくて便利ですよ！

下書きをした線の中をなみ縫いしていきます。なみ縫いの大きさや間隔は決まりがないので、みなさんの個性で自由に縫ってください。

なみ縫いはあえてシワの凹凸を残して、立体感を出して楽しんでみてね！

長方形部分が刺しゅうできたら、裏側で玉留めをして余分な糸をカット。

途中で糸が足りなくったらその時点で一度玉留めをし、新しい糸をセットしてつづきから縫えばOKです。糸を最初から長く取りすぎると作業しにくいので、適度な長さで縫うようにしましょう。また、生地が固い場合は一度水洗いして糊を落とすと、縫いやすくなります。

下書きの線に沿って、外側から内側へなみ縫いしていきます。丸と長方形の交わり部分は気にせず縫いましょう。重なったところが色の濃淡になって描かれるのも、なみ縫いのおもしろいところです。

シワの凹凸は、縫いながら調整していくと上手にできます。

円の中心まで縫えたら裏側で玉留めをして余分な糸をカットします。

途中で糸を引っ張らず、シワを寄せないまま仕上げるとまた違った表情になります。シワの表情で、世界にひとつだけの作品づくりを楽しんでくださいね！