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松岡 幸貴さん
絵を描くのが大好きで、偶然刺しゅうを出会い、筆から針と糸に素材を変え、布に絵を描くようになったのがきっかけで手芸家としてスタート。現在は関西を中心にクラフトマーケットへの出店や、個展を積極的に開催。ワークショップは依頼があればカフェ、ギャラリー、個人宅を問わずどこへでも出張中です。
今回ご紹介した作り方は、お手元にある布小物にほんのひと手間加えるだけできるので、愛着のある小物がもっと大切になります。すべて一から手づくりするのは大変ですが、刺しゅうをワンポイント入れるだけでオリジナルになります。ぜひ気軽にチャレンジしてもらえたらうれしいですね。刺しゅうは出来上がったときのいとおしさはもちろん、日頃の忙しさから離れて無心になれるというメリットがあります。育児中はどうしても子どもと向き合う時間が増えますが、自分だけの時間をつくって、心が満たされる時間になるかもしれないですね。
私が作品をつくるときは下書きもせず、頭に浮かんだイメージのまま針を刺していきますが、今日のようにチャコペンシルで縫いたい柄を描いてから刺しゅうしてもまったく問題ありません。動物やお花、車など、お子さんが好きな模様を、ぜひいろいろな色の糸で刺しゅうしてみてあげてください。兄弟、姉妹がいるご家庭はお子さんごとに色を決めると、自分の持ち物がわかりやすくなっていいかもしれませんね。愛情を込めてつくったものは、お子さんにも伝わるはず。我が家の娘も一度は私の手づくりものから離れた時期がありましたが、また戻ってきてずっと愛着を持って使ってくれるようになりました。その姿が何より嬉しいです。皆さんのご家庭でもきっと喜んでもらえますよ!
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