9月号の特集「城下町・たつの散歩」は、いかがでしたか？

6月のある日、イラストレーターの清水みどりさんと一緒に、下川原商店街を"町ぶら"取材してきました。誌面では、楽しい商店街でのひと時がぎゅっ！と詰まった１ページのイラストマップでご紹介しました。

本誌「オバチャン川柳」でも大人気で、読者のみなさんから「ファンです！」とたくさんお便りをいただく清水さん。ふだんも、とっても気さくで明るく、おしゃべり好き。そんな清水さんとの取材裏側をお届けします！

ちなみに、私は生まれた日も、小中高の入学式も卒業式も修学旅行も、結婚式までも、すべて雨だったという生粋の雨女。取材日も高確率で雨が降ります。この日も朝から雨...。

神戸を出発して、姫路から姫新線に乗って本竜野へ！

本竜野駅で清水さんと合流し、まずは商店街にある、市営駐車場に隣接した休憩処で作戦会議！
「ここで和菓子買って〜」「ここでランチして〜」「ここでピザ頼んで〜」と、特に食べるところは念入りに打ち合わせです。

蔵を改築した休憩処には特産品の自動販売機が置いてあって、さっそく何かを買おうとする清水さんに、「荷物になるから帰りにしましょ！」と説得。もうすでに時間が押しています（笑）

そうめん、しょうゆ、皮革製品まで特産品が勢ぞろい。

商店街に軒を連ねるのは、しょうゆまんじゅうや、羊かんが名物の和菓子屋さん、老舗糀屋さんに、最近オープンした糀カフェ、童謡「赤とんぼ」の作詞者・三木露風も通った書店など。

お店のみなさんは快く迎えてくださり、「昔、この商店街はアーケードがあったんよ〜」「ここに来たらなんでも揃ったんよ」「この建物はね...」と、たくさんお話を聞かせてくださいました。どこも興味深く、一軒一軒、清水さんと後ろ髪を引かれながら進みました。ありがとうございました〜！

老舗和菓子屋さん「觜崎屋本店」と「吾妻堂」。

昔ながらの製法で糀をつくる「井戸糀店」。

「建物がたり」でもご紹介した「伏見屋商店」の天窓。

さて、お待ちかねのランチ。重要伝統的建造物群保存地区にある、醤油蔵をカフェにリノベーションした「クラテラスたつの」で「地産地消たつの発酵ランチ」をいただきました。

ランチの後は、しばらく龍野城や三木露風生家のあたりを歩いて、おなかが落ち着くのを待ちます。

このころには雨もすっかり止んで、ホッ...。

「クラテラスたつの」の隣には、たつのの名産品が揃うアンテナショップも併設。

不意に現れた「醤油・もろみ販売機」に二人でびっくり！

白壁が印象的で、三木家の菩提寺でもある如来寺にも足を踏み入れたところ、とんぼが一匹、すーっと頭上を通過！

「みどりさん！ とんぼいた！」と騒ぐ私に、「こんな時期にいるの？」と訝しげな清水さん。

赤とんぼ...ではなかったけれど、なんだか不思議な気分になりましたよ。

如来寺で、とんぼがお出迎え。

最後は、喫茶店「エデンの東」へ。ランチの後でもペロリといただける「赤とんぼピザ」とおいしいコーヒーで、ほっこりしました。

龍野城や龍野公園のあたりは、これからの季節、紅葉もきれいですよね。みなさんもぜひ、商店街をお散歩してみてくださいね。

9月10日発売の10月号はランチ特集！　今回も、読者推薦のお店にもたくさん伺ってきましたので、ぜひご覧くださいね！

「ボクもおいしいランチ、食べたいワン！」

（K.Y）

★11月号のブログの更新日は10月10日です。
★編集室スタッフ５人が交替で登場します。お楽しみに！