やっぱり、つくりおきがいいネ!
2024.6.10
編集室があるのは駅前なのに手ごろなランチがいただけるお店がとても少ない。ビジネス街のようにおべんとう屋さんも来ないし、長く通っていたおそば屋さんもカレーショップも閉店してしまってしょんぼりです。おまけに、編集作業というのは区切りがないから、あっという間に2時、3時に。すっかり"ランチ難民"になってしまう日も。というわけで、「やっぱり、おべんとうがいいネ!」と、ラクラクおべんとう生活を続けています。
鮭や梅干し入りのおにぎりに、ふっくら焼いた卵焼き、インスタントのあったかいお味噌汁があればいい。前の晩のおかずのコロッケやハンバーグ、唐揚げなどがあれば、上等、上等。でも、何か足りない! そうだ、野菜だ!! 疲れているときは、無性に野菜が欲しくなる。
そこで助かっているのが、4月からスタートした連載「やっぱり、おべんとうがいいネ!」のページの端っこに、ちょこっと紹介している、野菜のつくりおき。尼崎のデリ「ガサキックス ラボ」の藤村さんが主菜にちょこんと"おまけ"のように添えるのは、パプリカのピクルス(4月号)に始まり、にんじんのラぺ(5月号)、ゴーヤ(6月号)のおひたしなど。紫キャベツのザワークラウト(7月号)やとうもろこしのおひたし(8月号で掲載予定)も加わって、冷蔵庫の中は、赤、黄、オレンジ、緑、紫、黄色...と、とってもカラフル。超簡単なのに、おいしい! サラダバー感覚で、「今日はコレとコレ...」と選んで、おかずの隙間に詰めるだけで、じみ〜なおべんとうにぱっと花が咲く。これが元気の素になるんです。
たとえば、今日のおべんとう。朝起きてつくったのは、卵焼きだけ! 冷凍の新生姜の炊き込みごはんをレンチンして、トンカツ、つくりおき野菜たちをプラス。5分もあれば完成です。
「つくりおき」に関していえば、もうひとつ気になっているのが、そろそろ始まる梅仕事。大好きな梅シロップを今年もつくろうと、梅の記事をネットで見ていたら、「食べ出したら止まらない」といううたい文句と一緒に「青梅の昆布漬け」のレシピに出会ってしまった。山梨県の郷土食だそうで、
青梅と塩昆布を交互に重ねるだけで、3日経てば食べれるそう。山梨では、この時期になると、お店から塩昆布が姿を消してしまうほど人気だそうだ、そうと聞いたら、さっそくつくってみなくちゃ!
まず、青梅を洗って乾かし、ヘタを竹串でくるりと取り除いて、保存瓶に塩昆布と交互に重ねます。
最後に麺つゆとしょうゆを混ぜた調味液(地元では"ビミサン"というご当地調味料があるらしい)を注げば、3日で食べられるそう。さて、甘いの? 酸っぱいの? それとも塩っ辛いの? どんな仕上がりになるのか、ワクワクドキドキしながら、あと2日。待ち遠しい...!
さて、7月号は阪神間特集です。尼崎エリアでは、藤村さんのお店の近くにある貴布彌神社も登場です。宮司さんは、なんと関学のアメフト・ファイターズのOB。境内の優勝記念碑やフットボールの形のお守りもぜひチェックして! 降りたことのない駅で途中下車したり、市バスに揺られて、知らない風景の中へ。「え?こんなところに素敵な雑貨屋さんが!カフェが!」なんていううれしい発見がありました。
(M・O)
★7月号のブログの更新日は7月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!