わたしのステーション

6月号は、山と海のある、美しい神戸の特集です!

2024.5.10

      

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神戸ポートタワー、リニューアルオープン!

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2021年から改修工事が始まり、すっぽりとシートに覆われていたポートタワー。囲いが取れて4か月、4月26日、やっと館内に入れる日を迎えました! 
このブログを書いている時点ではまだ館内の様子を見ることはできませんが、『ステーション』では5月号の「わが町のお宝、再発見!」でポートタワーの歴史と、リニューアル後のフロアの構成や新しい魅力を取り上げ、6月号では展望フロア3階のカフェ&バー「Ready go round(レディゴーラウンド)」を紹介、待ち望んでいた新しい神戸ポートタワーの一部ですが、伝えることができました!

「鉄塔の美女」とも称されるこのタワーの魅力は、他のタワーにはない「つづみ型」のフォルム。この赤い鉄骨パイプはすべて直線から成り、32本の鉄パイプが「一葉双曲面(いちようそうきょくめん)」という、曲面を構成しているとか。

数学?幾何学?が得意な人には不思議ではないのかもしれませんが、苦手な私には、よほどじーっと見つめないと、すべて直線だという、その構成が理解できなくて...。皆さんも、ぜひ本物を前に、赤い鉄パイプが織りなす、日本ならではの美しい「つづみ型」のタワーをお楽しみくださいね。

鞍馬山の、雲珠桜(うずざくら)を楽しみに...。

昨年の8月号、「避暑地へ、夏旅!」で紹介した貴船と鞍馬。あの涼感あふれる貴船の川床は、京都ならではの情緒! でも今年はきっと、海外の旅行者に占拠されているかも!? 日本のよさを日本人が楽しめないのはちょっとさびしい。と思いつつ、桜の季節に訪れたのは、鞍馬山の鞍馬寺。

いつも参加している白鷹祿水苑の「能のふるさと逍遥」の講座で、山深い鞍馬寺へ。常緑樹の濃い緑の中に淡いピンク色の山桜がふわふわと浮かんで美しく、この鞍馬山の桜の風景を称して「雲珠桜」と呼ぶそう。平安時代の馬具の飾り「雲珠」に似ていることからその名があるのだとか。謡曲の『鞍馬天狗』にも、「花咲かば。告げんといひし山里の。告げんといひし山里の。使は来たり馬に鞍。鞍馬の山の雲珠桜。」とあり、平安時代の人々も、この鞍馬の地の桜の眺めを楽しんだのかも...。鞍馬山は、牛若丸が修行し、大天狗に兵法を授けられたと伝わる地。険しい山を縦横無尽に駆け回り、修行に励んだ牛若丸の姿を思い浮かべるとちょっと楽しい気持ちに。人間、何年経っても修業が大切...。

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鞍馬寺の手水舎に水仙と桜の、素敵な花あしらい。竜の姿も躍動感がある。

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本堂横の桜は、清らかな白。

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九十九折参道(つづらおりさんどう)を下りてくると、鞍馬の火祭りで知られる「由岐神社」。割拝殿は1607年、豊臣秀頼が再建し、重要文化財に指定されている。

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しっかり歩いたあとのごほうびは、鞍馬口駅近くの、くら満荘にて、お昼ごはん。しみじみとおいしいおべんとうに、大満足! 昨年の8月号でも紹介した、すぐ近くの多聞堂さんの和菓子、牛若餅も欠かせません。鞍馬の楽しみは懐が深いです。

(Y・Y)

★7月号のブログの更新日は6月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

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