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春、ぽかぽか散策のおすすめ!

2024.4.10

      

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4月に入ってようやく過ごしやすい気温になってきたと思ったら、もう桜も終わりの時期ですね。家族の引っ越しを手伝っていたので、慌ただしく時が過ぎてしまい、少し残念な気分...。

そんな中、公園で犬の散歩をしていると、お子さんがつくったと思われる花盛りを見つけて、ちょっと心癒されました。

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素朴だけど立派なアレンジメント。

本日4月10日発売、5月号の特集「三木・小野のまち探検」の取材で、三木市・湯の山街道にある国登録有形文化財の町家「旧玉置家住宅」を訪れました。

外庭に出ると、「御衣黄(ぎょいこう)」という珍しい名前の桜を発見。なんと、黄色と緑色の入り混じった花を咲かせるそうです。京都の仁和寺で栽培されたのが始まりと言われていて、花の色が平安貴族の衣服である「御衣」の萌葱色に近いことが、名前の由来なのだそう。

開花は、ほかの種類より少し遅く、4月中旬が見ごろとのことですが(昨年はもう少し開花が早かったようです)、萌葱色の桜なんて珍しいですよね。この桜を目当てに訪れる方もいるそうです。

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いつか咲いたところを見てみたいなぁ。

そして、外庭から見える蔵が、とってもユーモラス。思わず笑ってしまう位置に通気口があって...顔に見えませんか? 蔵を覆う板には、裏を流れる美嚢川の舟運で活躍した船板が再利用されています。旧玉置家、驚きと感心が詰まっていました。

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眉毛の太いおじさん?

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口笛吹いている子ども?

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これは...ひょっとこ!

三木といえば、金物や酒米で有名ですが、着物の染め形紙の産地でもありました。この玉置家の襖の下張りからもたくさん出てきたことから、染め形紙の展示も見られます。

観光協会の拠点にもなっていて、水曜から日曜にはコーヒーなどが100円で飲めるカフェも開いています。申し込めば観光ガイドも手配可能。取材時もボランティアガイドさんが丁寧に説明をしてくださり、参勤交代で栄えた三木の歴史をたくさん知ることができました。

本誌では周辺のおいしいお店、お楽しみの場所もたくさんご紹介しています。春の散策に、ぜひ参考にしてみてください!


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K・Y

★6月号のブログの更新日は5月10日です。
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