わたしのステーション

マスクに最適な置き場所を用意しよう。

2021.5.21

      

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はらむらようこさんの暮らしの中から、整えていること、すっきりしたこと、そして気持ちがほっとしたこと、ときには新しい発見をみつけたことなど普段の暮らしで大切にしているエピソードを毎月ちょっとずつご紹介します。


-No.5-

マスク


梅雨時期に入り、マスク生活がよりうっとおしく感じるものの、風邪やインフルエンザと縁遠い1年を経て、マスクの必要性も実感されていることと思います。コロナが終息しマスクを外す生活を夢見ながらも、今後もマスクを積極的に使い続けるだろうなとも思います。
さて、市場には今まで見たこともないくらい多種のマスクが販売されていますね。作ってみたり、プレゼントされる機会も増えたと思います。様々なマスクを試されて好みや使う目的によって使い分けさられていることでしょう。
マスクと今後長く楽に付き合うために、ご家庭での快適な収納を考えたいと思います。

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1.マスクの買い溜めを終わらせよう。


物が捨てられない心理に加えて、買えなくなったらどうしようという不安があります。
マスクは正にそうでしたね。お客様宅からも使い捨てマスクのストックが何箱も出てきます。
まずは、不安を解消することが大切です。
家にあるすべてのマスクを出して数えてみてください。ご家族全員にストックが十分にあるか確認しましょう。災害用の備蓄品としても必要です。ストック量は2か月分程を目安にしてください。
わたしの家族は3人のため、60日分×3人で180枚必要となりますが、洗えるマスクを3枚所持しているのでストックは120枚にしています。常に1~2箱はある状態にして、必要以上の備蓄をしないですむようにしています。そうすると必然的に安心感がうまれます。

2. あなたの好きなマスクは、どんなものですか?


家にあるすべてのマスクを出して数えてみると、かなり多くなったのではありませんか?どこか気に入らず使用していなかったものでも、国からの配給マスクも、することはないとおっしゃりながらもマスク不足の経験からなんとなく持たれている方も多いと思います。使い捨てマスクを2カ月分をストックし、マスク不足は解消されましたね。落ち着いて、選び取りましょう。

まずは、今、気に入って使われているマスクを3~4枚選んでください。
使い捨てマスクでしたか?洗えるタイプのものでしたか?
今から、家に置くマスクは、使いやすくご自身にあったマスクだけにします。

3.置き場所を定着させよう。


・洗濯できるタイプのマスクはハンカチと共に置くことが最もスムーズだと提案しています。

station_0518_2.jpgこれらは、クローゼットの収納ケースにいれています。
station_0519_3.jpgstation_0519_4.jpgそのうちの1段を、鞄の中身を入れる引出しにしています。
毎日持ち歩く、お財布、ハンカチ、お化粧ポーチ、名刺入れやイヤホン、常備薬など細々としたものを入れているポーチと、巾着には毎日の仕事道具のエプロンがはいっています。
ここに、洗ったあとのハンカチとマスクも入れるようにしています。
マスクはお出かけの時に、財布や鞄と共に必要なものだからです。

ハンカチとマスクを共に置く理由は、ハンカチとマスクは毎日使い、毎日洗いますね。同じサイクルで、同じ流れをするからです。そのため、同じ場所に戻すことにしています。
クローゼット収納では、マスク入れ、ハンカチ入れ、靴下入れ、、、とアイテムごとに分けられている方が多いと思いますが、使う時のことを思い直し、同じ時に使う物は同じ場所に納めると便利になります。
外出時、マスクだけを忘れやすい方は特に、ぜひマスクをコーナーにセットして欲しいと思います。洗濯が終わったものをクローゼットに戻す時も、楽になりますよ。
とってもビックリされるかもしれませんが、わたしの総所持量はハンカチは2枚、マスクは3枚のみとかなり少ない枚数でローテーションしています。

station_0519_5.jpgマスク1枚は念のため細々ポーチに入れていますので、基本的に2枚をまわしています。洗濯は夜にしています。マスクはポリエステル、ハンカチはリネン100%のため、干して朝に乾いています。そのため、干した1セットだけが、クローゼットのコーナーに残るようになり、仕事に行く時は、忘れ物がほぼない毎日を過ごせています。

・不織布マスクの収納は玄関がよいと思います。
不織布マスクは使い回さないので、外に近い場所が良いのです。靴を減らし、玄関収納の中に、このようにマスクを置いています。

station_0518_6.jpg我が家は、玄関収納スペースに、空きスペースがあるので空間を広くもたせ衛生上できるだけ離してを設けています。

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・玄関カウンター上にマスクを置く場合は玄関収納に余白がなく、玄関収納のカウンターの上にマスクを置きたい方もいらっしゃるでしょう。カウンター上は広いため、マスクが散乱しやすいと思います。家に帰られるたびに、それが目に付くのはしんどいでしょう。
玄関棚の上に置かれる場合は、マスク商品の箱のままにせず、好きな入れ物に移し替えると気持ちが良いと思います。デザインは好きだけど稀にしか使わないお皿がきっとあると思います。重すぎる、高すぎて使いにくい大皿などを利用すると楽しいですよ。やはり衛生上むき出しが気になる方は、蓋つきの素敵な箱をみつけてしっかりと蓋をして飾ってくださいね。

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4. マスクの箱を有効利用しよう。


マスク商品は箱のまま使われている方がほとんどだと思います。
それでよいと思いますが、いちいち蓋を開け閉めするのが面倒だったり、1枚1枚取り出しにくいことや、在庫の残り枚数がわかりずらいなど不便な点があると思います。
一工夫して写真のように箱の上辺をはさみで切り取り、寝ているマスクを縦におこすと見やすくなって便利になります。
ぜひ、工作してみてください。(フィルムがないマスク商品は衛生上、商品箱か蓋つきのケースに入れてることを優先してください。)

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5.マスクとうまく付き合おう。


コロナのストレスが増していると思いますが、こんな少しの工夫で、気持ちが晴れることを祈っています。みなさま、健康で過ごしましょうね。

著書『「好き」から始める暮らしの片づけ』(ワニブックス)
コープこうべネットで見る こちら→

haramura (1).jpgはらむら ようこさん

生活デザイン研究室 こちらから

整理収納サービスを重ねるにつれ、家くらい自分の本当に好きなコトや物だけにしてあげたいと思いが募る。元デザイナーの経験を活かし、今の本当の「好き」を見つけ出し今へアップデートさせる独自の片づけ論をもつ。

好きな物だけだから自然と片づく。自分がアップデートされ楽しい。とファンが多く、予約の取れないアドバイザーでもある。神戸育ち大阪在住。

「好き」から始まる暮らしの片づけ  ワニブックス社から出版