わたしのステーション

小豆L O V E

2023.12.13

      

e-blog-title.png

今年の春から、しばらく連載のお休みが続いている料理家の枝元なほみさん。実は、間質肺炎を発症され、加えてコロナ感染にも見舞われ、重症化が心配されたのが約1年前のことでした。読者の方からもご心配の声が寄せられています...でも、安心してください! しばらく控えていらしたお仕事も、少しずつ再開されています。

そんな枝元さん、11月の終わりには、丹波市で開催中の「丹波大納言小豆ぜんざいフェア」のイベントに東京からはるばる駆けつけて講演されました。

img01.jpg
丹波大納言小豆ぜんざいフェア。市内32店舗が提供するおぜんざいを巡るスタンプラリーに参加し、スタンプの数に応じてプレゼントがもらえる。2024年2月20日(火)まで。

氷上町のホールで、楽しいお話を交えながら、枝元さん考案の「丹波大納言小豆」を使ったレシピを披露。小豆を醤油麹に漬けたり、オリーブオイルにつけてサラダで楽しんだり、ゆで小豆を丹波産のブルーベリージャムと合わせてパンケーキにトッピングしたり、はたまた、自宅で納豆菌をふりかけて発酵させた小豆納豆にチーズをまぶしておつまみにしたり...。来場の皆さんも試食しながら、「へぇー、こんな食べ方ができるんだ」と、新たな小豆の魅力を実感! 

img02.jpg

小豆の魅力をお話ししながら、次々と料理を仕上げていく枝元なほみさん。

img03.jpgimg05.jpgimg06.jpgimg04.jpg

「小豆を和菓子やおぜんざい、お赤飯でしか食べたことがない」という人にはびっくりの小豆料理が次々と...。

大粒で、皮が丈夫で煮崩れしにくく。旨みがたっぷり。明るい色が「畑のルビー」と呼ばれる、丹波大納言小豆は、まさに丹波の宝物。「『丹波』といえば『大納言小豆!』という答えがすぐに返ってくるくらい、知名度を広げていきたいですね」と、生産者や地元の方々。「丹波大納言小豆は日本一!」ならば当然、「丹波大納言小豆は世界一!」と、枝元さんもエールを送ります。   

img07.jpg

第2部では、生産者の方の熱い思いや、地元の方たちとの小豆談議も。

コロナ前、ステーションでは、2019年夏から約2年続いた連載「エダモン、産地へ行く!」で、枝元さんと一緒に兵庫自慢のおいしい食材の旅へ出かけました。広い兵庫は、おいしい食材の宝庫。枝元さんと「丹波大納言小豆」との出会いもその取材がきっかけでした。在来種で超高級品種と言われる「丹波黒さや大納言小豆」を大切に育てている柳田隆雄さんの畑を訪ね、丹波の自然が育んだルビー色に輝く小豆を収穫し、奥さんの明子さんがつくる世界一おいしいおぜんざいを味わい、なんて豊かな土地なんだろうと感じたものです(記事は2021年3月号・4月号で掲載)。

img08.jpg

当日の会場では、''丹波の小豆のお母さん''柳田明子さんとの3年ぶりのうれしいご対面も!

img09.jpg

江戸時代には幕府に献上、一部は京都御所にも献上されていたという、丹波大納言小豆。その原種にあたる黒いさやに入った超高級品種と言われる「丹波黒さや大納言小豆」)は、春日町に300年も伝わる兵庫の宝です!

丹波の小豆以外にも、淡路島玉ねぎ、明石だこ、播州百日どり、但馬の白いか、丹波篠山の黒豆...などなど、広い兵庫県を北へ、南へ。ステーションの誌面には、いつも兵庫のおいしい!が満載です。1月号では、そんな兵庫の味をほかの町に住んでいる人にも届けてあげたい!と、厳選した手みやげを特集しました。年末年始にぜひお役立てくださいね。

M.O

★2月号のブログの更新日は1月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!

backnumber.jpg