初秋の景色に出会いたくて、六甲山へ!
2025.9.10
9月に入ってもまだ熱風に包まれているような、今年の夏。皆さま、体調を崩されていませんか?
夏バテを乗り越えても、最近は、秋バテ、という言葉があるそう。夏の疲れや気温の寒暖差によって、涼しくなった秋に症状が出るそう。睡眠、栄養、規則正しい生活。『ステーション』10月号では、新米の季節に合わせて「おいしいごはん特集」もお届けしています。ぜひご覧くださいね。
六甲山には、涼しい風が吹いていました。
近くで少しでも涼しいところへ、と思いついたのが六甲山。
阪急六甲駅からバスで六甲ケーブル下駅へ。ケーブルカーで10分、山上駅に到着。バスを乗り継いで、六甲高山植物園に行って来ました。大きな森に包まれた園内は風が心地よく、思わず大きく深呼吸。蝉の鳴き声、小鳥のさえずりがにぎやかで、森の生き物たちの生命力に元気が湧いてきます。「今、キレンゲショウマが満開ですよ」と窓口で教わって、さっそく花散歩へ。ブナの原生林の中など奥深い山でしか見られないという希少なキレンゲショウマの黄色の花が、緑の中に一面に咲いていました!
ロックガーデンには色とりどりの花が風に揺れています。ピンクの花はアサマフウロ、紫の可憐な花はミヤマオダマキ、その下の大きなアザミのような花は「ヒゴタイ」。初めて見ました。キク科の植物でこちらも絶滅危惧種とか。高山植物園のロックガーデンにはいつ訪れても何か新しい出会い、発見があるのがうれしい。
神戸六甲ミーツ・アート2025も、開催中!
毎年秋に、六甲山上で繰り広げられる現代アートの芸術祭が「神戸六甲ミーツ・アート」。今年で16回目を迎え、会期は、11月30日まで。その会場の一つである高山植物園で出会ったのがこの作品です。作品名は「(semi)sphere」。奈良県出身の建築家、遠山之寛氏の作品で、石灰石由来の紙「HAQUR」と折り紙構造によって、柔らかなフォルムを生み出している、と説明にありました。池にぽっかり浮かび、風や太陽を受けて植物と調和している姿は、なんだか愛らしく、ほっとします。
そして最後に、隣接するカフェ、エーデルワイスへ! 自然の中でゆったりカフェタイムを楽しみました。
今年も秋は短いかもしれないけれど、季節感や、暮らしの歳時記を大切に、これからも『ステーション』お届けしていきたいと思います。11月号の紅葉特集、阪神間特集もお楽しみに!
(Y・Y)
★11月号のブログの更新日は10月10日です。
★編集室スタッフ5人が交替で登場します。お楽しみに!